群馬
ゴールデンウィークの最終日。商業系施設の設計にだいぶ気持ちが消耗してきたので、
思い立って、ずっと行けなかった群馬県立近代美術館を訪れる。
この建築は1970年代の磯崎新の設計で1975年に日本建築学会賞を受賞している。
1.2mの立方体フレームとグリッドという根源的なルールだけを使って、全てを構成するという知的操作の集積のような建築。
当時の前衛設計者たちが、掲げたコンセプトと実際にできる物質の間でどう考え実現していったのかを想像しながら各所の納まりを見るのが楽しい。北九州市立図書館に勝るとも劣らない名作。
よい栄養になりました。
- 2024年5月3日
- 未分類