引き渡し

上尾市で設計監理をしていた小さな家族葬ホールがこの7月で竣工し、お引き渡しとなりました。

前回の浦和のホールから続く同シリーズでしたが、今回は敷地が広く開発許可申請が伴うことで、申請と工事に時間を要するなどすこし特殊なケースでもありました。

葬儀場をつくる際、近隣のみなさんへ建物の説明を行う必要があるのですが、だいたい良い反応はもらえず、

近くにその建物ができることへ明確な嫌悪感を示される方もおられます。

そんな中で、設計者ができることは、故人とそのご家族が穏やかに過ごせる場をいかにつくれるかであり、その延長上で、地域の方々に愛される建築になってくれたら、何よりありがたいことだと思います。

現場は終盤、今年の強烈な暑さに見舞われましたが、なんとか持ちこたえて完成まで持っていってくれた施工者のみなさんにも感謝です。