調査
設計が始まった住宅の敷地調査へ(娘、同行してくれる)。
計画地の南には、公園と線路があり、その先には丘陵の家並みが広がる魅力的な場所です。
クライアントご家族にもとても気に入っていただけたようで嬉しい。
使い勝手や暮らしに永くフィットできるように考えつつ、視線の抜けや見える景色、季節ごとの光の入り方、隣家との関係などいろいろな要素を反映してラフプランを検討しています。
そこを使う人や周りの環境、建てるための技術や施工といったことを突き詰めて考えていくと、おのずとその建築からは無駄が削ぎ落とされていって、にわかデザイナーがやってみたい形や表面上のカッコよさでは、到底太刀打ちできなくなります。
設計者が本当の意味で社会の役に立てるとすると、その建築を取り巻くモノの中から、最大公約数を見つけ出し永い時間に耐える建築を考えることだと、改めて感じる今日この頃。
- 2024年2月12日
- 建築