一級建築士事務所

なかおデザイン室

ARCHITECT + ENGINEER OFFICE

材料検査

プレカット前の材料検査へ。部位ごとに含水率の計測と、県産の無等級材を使用するため移動型測定器で強度測定を行います。測定の結果、天然乾燥でよく乾燥していたのと、基準強度もおおきく上回ってヤング係数E70〜110とばらつきはあるものの上振れしていることを確認しました。

千葉県には製材のJAS認定工場がないようで県産材は無等級材として扱われます。大きな工場がなくても部材毎の強度の目安がつけば、構造設計上も過剰に安全をみる必要がなくなり合理的な判断ができます。

品質が安定し、性能が数字で明確にされているものはわかりやすい。だけど近くで生産されている材料をどう活用していくか考えていきたいと思います。